第2回 ビジョン会議の開催

皆さん、こんんちは。フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。
6/15(土)に弊社コンサルタントの全員でビジョン会議を行いました。
ビジョン会議は不定期開催で、新しいメンバーが増えた時、今後の方向性を再確認したい時、チーム内で会話が少ないなと感じた時に開催しております。
ビジョン会議では社長の私がファシリテーションを担当し、全員が話をするように工夫しています。
ビジョン会議は皆が主体的となって意見し、進むべき方向性を確認しなければ意味はありません。
会議で決まったビジョンや中期経営計画を達成するには
1.事業ポートフォリオ
2.個人の能力アップを基礎とした生産性の向上
の2点は欠かせない要素だと個人的に思っています。
ビジョン会議でもその2点については重点議題です。
1.事業ポートフォリオ
事業ポートフォリオとは「顧客を分散すること」「事業を分散すること」「役割を分散すること」「仕入れ先や外注先を分散すること」です。
私どものような経営コンサルティング業は仕入れ先や外注先がありませんので、それは考えなくても良いですが「顧客を分散すること」「事業を分散すること」「役割を分散すること」については、弊社も考える必要があります。
顧客、事業、役割を分散させるには「新規事業や新商品・新サービス」を開発することで解決するでしょう。
新しいお客様に新しい価値を提供するためには、社内リソースをフル活用しなければなりませんので、必然的に社員にも新しい役割が付与されます。
1社に依存する、1つの商品・サービスに依存する、特定の人間に業務が集中するということを回避することが事業ポートフォリオであり、ビジョンの達成に不可欠な要素です。
2.個人の能力アップを基礎とした生産性の向上
ポートフォリオをうまく組めたとしても、個人の能力アップを促進し、能力が高い人材で構成された組織が高い生産性を発揮していくことがビジョンの達成には重要です。
個人の能力を上げるためには、会社としての取り組みも必要ですが、その人が元来もっているマインドが最も影響されます。
ですから、採用面接では勉強好き、成長したいと素直に思える人材を見極めなければなりません。
また、生産性の向上という言葉は耳障りが良いので、すっと聞き流してしまいますが、生産性とはインプットに対してのアウトプットの割合です。
より少ない労力、より少ない人数で高いアウトプット(売上や利益など)を高めるという意味ですし、結局のところ算数(投入量に対しての成果物)とも言えますので、ドライな指標です。
「事業ポートフォリオ」と「個人の能力アップを基礎とした生産性の向上」をテーマにビジョン会議を開催し、ディスカッションや脳を刺激する質問、将来を楽しくイメージするための会話などが盛り込むと、この1日でも組織は活性化します。
日々の業務報告の会議も良いですが、不定期でも構わないので、将来を語り合うビジョン会議を開催してみましょう。